ジョゼと虎と魚たち
田辺聖子が亡くなった・・・。ご冥福をお祈りします。
https://mainichi.jp/articles/20190610/k00/00m/040/120000c
こんにちは。今日は悲しいニュースが…。
ジョゼと虎と魚たちの原作者でもある田辺聖子さんがなくなりました。
映画化もされた「ジョゼと虎と魚たち」ですが、映画を見て原作を読んで、彼女の作品にはまりました。恋愛小説が多いのですが、すべての作品に切なさがあり、誰も悪くないのに心がずとーーーんとしてしまうお話が多い印象でした。しかし、軽妙な大阪弁を使ったシーンも多く、大好きな小説家のひとりでした。
家にたくさん田辺聖子さんの小説があるので、1ヶ月くらいかけてゆっくり読んでみようかな。
やっぱりその中でも、「ジョゼと虎と魚たち」が一番好きです。足が不自由であまり外に出ない女性と、ごく一般の男子大学生が恋に落ちるお話。や、恋に落ちてたのかはわからない。男子大学生のほうは、(わたしの間隔だけど)同情もあったと感じる。
ジョゼ(足が不自由な女性)の気持ちは真っ直ぐに彼の方を向いてた。
結局、お話の最後にはあっさり別れるのだけど、割とジョゼはけろっと今までの生活を続ける。男子大学生が泣き崩れるシーンでストーリーが終わる。
初めて見たときは衝撃的だったなあ。なんで最後に泣き崩れるのかわからないもん。ハンデを持った女性と別れた安心感なのか、やっぱりジョゼが恋しくなったのか、よくわからないけど心がギュッと痛くなりました。
まあ、見たことない人はみてみなって。
改めて、わたしは暗くてハッピーエンドなのかバッドエンドなのか、答えがない話が好きだなあ。
ばりばり〜〜